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[BOOKデータベースより]
「人は誰もが小さな不滅の火花を自分の内に秘めている」―格差と不安の時代から語りかける名探偵ホームズのせりふを通して全作品を紹介。
序章 人は誰もが小さな不滅の火花を、自分の内に秘めている。
[日販商品データベースより]第1章 『緋色の研究』
第2章 『四人の署名』
第3章 『シャーロック・ホームズの冒険』(短編集)
第4章 『シャーロック・ホームズの思い出』(短編集)
第5章 『バスカービル家の犬』
第6章 『シャーロック・ホームズの帰還』(短編集)
第7章 『恐怖の谷』
第8章 『最後のあいさつ』(短編集)
第9章 『シャーロック・ホームズの事件簿』(短編集)
終章 勉強に終わりはないね、ワトソン。一連の教程の最後に最大のものがある。
「人は誰もが小さな不滅の火花を自分の内に秘めている」「自分の失敗を語るのに躊躇はしない」「忍耐力のある者が存在すること、それ自体が、忍耐力のない世の中において、なにより貴重な教訓となる」「学校は灯台だ、未来を照らす灯し火だ」
―― 名探偵シャーロック・ホームズが口にしたせりふには今の日本人が読んでも共感できるものが少なくない。ビクトリア朝末期のイギリスは伝統的な価値観が廃れ、貧富の差が拡大し、世の中には「煩悶と悲嘆と哀願の声」が満ちあふれた。頻発する戦争と慢性的な不景気の中、斜陽化する大英帝国に漠然とした不安が生まれ、確たる将来が見えない自信喪失の時代。その中で自身も波乱に満ちた生涯を送った作家ドイルが、生きるのに必要な知恵と勇気、さらには他者に対する寛容や博愛の精神を込めて書いたホームズの名せりふを全60作品の原文から引用し、現代も輝きを失わないその魅力を語る。
<著者紹介>
諸兄 邦香 (もろえ くにか)
1963年、東京に生まれる。証券会社を退職して著述・翻訳業。辞典や学習書の執筆を手がける。東京大学法学部卒。本名は田中立恒(たなか・りつこう)。シャーロック・ホームズ関連書に「シャーロック・ホームズ 大人の楽しみ方」(アーク出版、2006年)。同オーディオブック版(パンローリング、2009年)。