- MILITARY CLASSICS (ミリタリー・クラシックス) 2017年 12月号
-
季刊 イカロス出版
- 価格
- 1,762円(本体1,602円+税)
- 発売日
- 2017年10月21日
- 判型
- AB変
- JAN
- 4910184411270
- 雑誌コード
- 18441-12
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●巻頭特集
船団を護る海上の盾
甲型海防艦 占守型、択捉型、御蔵型、鵜来型、日振型
日本海軍において、戦前の海防艦は、その名の通り沿岸防衛など任務を任せられた、第一線を退いた旧式大型艦のことであったが、
太平洋戦争直前に建造された「占守型」もその域を出ず、北方漁業の保護を主目的としていた。
だが大戦が近くなると、海上交通路を航行する輸送船を敵の潜水艦などから防衛するための護衛艦艇が大量に必要とされることとなり、
占守型をベースに対潜能力を強化した「択捉型」が建造された。
択捉型の対潜能力を高め、さらに対空戦闘力を付与したのが「御蔵型」で、御蔵型の設計をより簡略化して量産性を高めた「鵜来型」も登場。
さらに鵜来型の船体に御蔵型の兵装を持つ海防艦として建造されたのが「日振型」である。
これらは当初、占守型と択捉型が甲型、御蔵型、鵜来型、日振型が乙型と呼ばれたが、後にすべてが甲型に分類された。
甲型海防艦は1,000トンにも満たない小柄な艦艇であったが、御蔵型、鵜来型、日振型は駆逐艦にも勝る対潜・対空戦闘力を持ち、
大戦後半の海上護衛戦の主力として、羊の群れを守る牧羊犬のように実直に戦い抜いた。
今回の特集では彼女ら「島の名」を持つ海防艦たちを、建造の経緯、メカニズム、各型の相違点、戦術、戦歴など多方面から解説していく。
●第二特集
合い言葉は「自由」!
コルスン=チェルカッスィ包囲戦
1943年末から1944年初めの東部戦線では、ソ連軍が連続攻勢をかけた結果、ドイツ軍の第42軍団と第11軍団合わせて約6万が、
チェルカッスィ西のコルスン付近に突出部として残された。
ソ連軍のジューコフ元帥はこの突出部の包囲殲滅を目指し、第1、第2ウクライナ方面軍に命じて両翼から包囲、1月末にはコルスン包囲網が形成された。
ドイツ軍のマンシュタイン元帥は包囲網内の友軍:シュテンマーマン集団を救出するため、強力な装甲部隊をかき集めて解囲作戦を開始。
包囲陣の南から第47装甲軍団が攻撃するものの撃退されるが、南西からは第3装甲軍団がティーガー、パンターを擁するベーケ重戦車連隊を先頭に突進。