[BOOKデータベースより]
序 古代絵画史の展開―絵画制作者の聖と俗の問題から
第一部 聖なる絵画の世界(法隆寺金堂壁画と平安仏画;古代寺院の中の「絵画」―上淀廃寺を中心に;平安時代の仏画制作とその修理;附論 釈迦霊鷲山説法図(奈良国立博物館)一幅;「応徳涅槃図」再考;附論 童子経曼荼羅図(京都・智積院)一幅;普賢菩薩の聖と俗;附論 十六羅漢図(京都・禅林寺)十六幅;圓教寺常行堂仏後壁の来迎図;〓然が見た唐宋絵画;附論 船中湧現のほとけ―入唐求法をめぐる絵画―)
第二部 俗なる絵画の世界(二つの古墳壁画;十世紀の画師たち;後白河院時代の絵画と宝蔵;「病草紙」と唐宋絵画;「烏獣戯画」とは何か;後堀河院の絵巻制作と蓮華王院宝蔵;附論 駿牛図(五島美術館)一幅;後堀河院がしたこと―後白河院崩御後の「宝蔵絵」―)
第三部 日本の外なる世界(五台山と金峯山―「応現観音図」からわかること;仁和寺孔雀明王像とその周辺;宋代絵画における清浄華院「阿弥陀三尊像」の史的位置;大徳寺「五百羅漢図」の母胎としての呉越絵画―日本伝来の白描図像を中心に―;高麗仏画における密教像;結論 聖と俗とその外なる世界)
古代日本および中国の絵画にはいかなる信仰世界が広がっていたのか。仏教絵画の展開を軸に、制作者や技法に見られる「聖」と「俗」の関わりを考究。その絵画としての源流を探り、唐・北宋より導入された新技法・様式の受容を追究する。絵画の分析を通して多様な信仰の実態に肉薄し、美術史のみならず古代史・文化史・宗教史にも架橋する必携の書。






















